購入前に知っておきたい旗竿地のメリット・デメリット
22 / 03 / 2018
土地を購入する際には、旗竿地という言葉を耳にすることもあるのではないでしょうか。では、旗竿地とはどのようなものでしょうか?
旗竿地というのは、出入り口が狭くなっており、住宅の敷地になるところがその奥にある土地で、形状がのぼり旗のようなものです。旗竿地は、一般的に、市街地ほど多くなりますが、郊外でもあります。旗竿地は、価値が土地としては低くなりますが、実際に住んでみればメリットも結構多くあることが分かるでしょう。ここでは、購入前に知っておきたい旗竿地のメリット・デメリット、についてご紹介しましょう。
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旗竿地のメリット
土地の価格が安いことが、最大の旗竿地のメリットでしょう。同じ費用であれば、旗竿地は普通の土地よりも大きいものを買うことができます。また、同じ地域の場合でも、旗竿地は少し土地評価額が低いので、同じ費用でも大きな土地を買うことができます。また、プライバシーが保護されていることと防犯性がいいこともあります。普通の土地のように道路に接している場合は、外部の多くの人からの目がどうしても気掛かりになります。しかし、旗竿地のように奥に入ったところの場合は、このような外部の多くの人の目が気になりません。また、角地で土地が狭い場合は、間取りとしては道路側に窓があるケースが多くなるので、案外と外部の人の目が気掛かりになる場合が多くなります。そのため、角地の狭い土地の場合は、たぶん家の窓は開けない状態が多くなるでしょう。また、旗竿地の竿になるところの土地はアプローチになり、両側に隣の家の人がいるので、外部の不審者が入って来なくなる可能性があります。さらに、ちょっと道路から入っているため、割合静かに生活することができます。
旗竿地のデメリット
旗竿地は、建て替えなどで家を取り壊す際に、余分にお金がかかることがあります。取り壊すために重機が使えれば問題ありませんが、もし使えないと作業を人の手で行うようになるので、結構費用がかかります。将来的に売るつもりで買う場合は、土地の正面の幅である間口も注意しましょう。この他には、家に方位の全てが囲われているので、隣の家までの距離がなければ息苦しさをよく感じるようになります。しかし、旗竿地の場合は、隣の家と距離がないため窓を締めておく必要があったり、生活している音が気掛かりになったりするというような人もいるようですが、このようなことについては普通の土地の家の場合でも同じようなものです。家を隣の土地からどの程度離して建てる必要があるかは、基本的に、普通の土地の場合でも同じようなものです。
駐車場を旗竿地に作る方法
駐車場を旗竿地に作る際の方法についてご紹介しましょう。大きな土地の場合は、旗竿地の奥まで車を入れて停める方法があります。運転が得意でない場合でも、駐車がゆっくりとできるため安心です。しかし、このような大きな旗竿地はほとんどないでしょうし、大きな旗竿地が買えるのであれば普通の土地も買えるでしょう。そのため、駐車場を旗竿地の竿になるところに作る方法がメインになります。この場合は、最大限に中の土地が使えるため、間取りの選択肢も拡がってきます。しかし、旗竿地の竿の幅になる土地の間口が大切になります。駐車場を竿のところに作る場合は、2.6mの幅は最低でも必要です。2.6mの幅であれば、コンパクトカーまでの大きさの車の場合はなんとか駐車ができます。なお、コンパクトカーの場合でも、前の道路が広くないような時には3m程度の間口があるといいでしょう。なお、2.9mの間口で前の道路が相当広い場合でも、前の道路の通行量が結構多いと、駐車する際はちょっと注意する必要があるそうです。
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