設計事務所、工務店、ハウスメーカーの違い

01 / 12 / 2017

設計事務所、工務店、ハウスメーカー

注文住宅を建てる会社としては、主として、設計事務所、工務店、ハウスメーカーがあります。ここでは、設計事務所、工務店、ハウスメーカーの違いについてご紹介しましょう。

設計事務所

設計事務所は、提案力がやはりメリットです。多くの人が、住み心地やデザインにこだわる住宅を提案してくれる設計事務所にお願いしています。工務店に実際の施工は頼むため、仕様や工法についての制約はなく、プランをより依頼する人の立場で提案してくれます。施工監理についても、現場を第三者の立場で確認するので、仕上がりが施工を優先するものになりにくいということがあります。費用面においては、設計事務所に設計・監理料を払うので、工務店に直接頼む場合より高くなります。しかし、高い自由度があるため、メリハリをつけて費用をかける箇所とかけない箇所をコントロールすることもできます。また、見積もりはしっかりと図面を作ってから行うため、契約した後に費用がプラスされることがあまりありません。しかし、実際に頼まないと、工事費の正確なものが分からないため、費用面で頼むところを比べることが困難です。


工務店

一言で工務店と言っても、いろいろな規模のところがあります。ハウスメーカーのように規格商品がないため、プランや仕様の制約がない場合が多いので、こだわりや土地の条件などに応じた家づくりがしやすいというメリットがあります。特に、家を変形地や狭小地で建てる場合や具体的なこだわりがある場合は、非常にメリットになるでしょう。しかし、柔軟なこのような対応ができるのは、多く手仕事があるためで、ハウスメーカーに比較してその分長い工期になる場合もあります。また、工務店の場合は、地元に密着していることが多いので、地元の慣習や気候風土、交通状態などもよく分かっており、対応もきめ細かくできます。さらに、工務店のメリットとしては、相談が建てた後もしやすい、価格は宣伝費などが上乗せされないため安い、などということもあります。しかし、提案力はメインが施工であるため不足する、規模が大きくないので経営状態が不安である、などもあります。

宣伝をあまり行わない工務店を選ぶ場合は、十分に情報を集めることが大切です。地元での実績や経験、評判だけでなく、実例を見学会やホームページなどで確認しながら、その工務店の得意なデザインや工法なども確認しましょう。


ハウスメーカー

ハウスメーカーは、やはり規模が大きいことがメリットです。一貫して設計してから施工するまで行って、部材を自分の工場で加工したり、大量に住設機器を購入したりすることによって、原価を安くしています。また、大量に自分の工場で製造する製品や建材を使うことによって、安定した品質や短い工期も実現しています。しかし、デメリットとして、規格化された仕様であったり、自由に設計ができなかったりするということもあります。つまり、規格内で納めると安い費用で建てられますが、規格外の箇所が多くなると費用が非常に高くなる場合もあります。さらに、規格外の設計や仕様では対応できない場合も、ハウスメーカーによってはあります。また、規模が大きいということは、例えば、独自に10年以上の保証制度を自社で設定している、アフターサービスとして24時間365日体制などのものが受けられる、家づくりがシステム化された流れになっているためスムーズにいろいろな手続きなども進む、などのメリットもあります。しかし、展示場が全国にあり、実物を気軽に見られるということは、住宅の価格に宣伝費がその分上乗せされるということもあります。

 

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