MADRAS / マドラス北千住マルイ店 | 店舗デザイン

Location:東京都
Area:59.5㎡
Cost:480万
Completion:竣工 2017

「お洒落は足元から」という言葉がありますが、ファッションだけではなくインテリアでも同じことが言えます。イタリアの靴づくりの伝統を踏襲した、美しいデザインの靴「マドラス」。お洒落な足元を提供する店舗なので、インテリアも足元からブランドコンセプトに負けないデザインとしました。

インテリアもお洒落は足元から。寄せ木細工が目を引く店舗デザイン

店舗のインテリアは、木をふんだんに使った親しみやすいナチュラルテイストをベースに、アクセントには高級感を演出する大理石を利用してデザイン。そしてお洒落のポイントとなる足元には、寄せ木細工によってパターンをつけた、正方形なフローリングトラッドパーケット柄の床も取り入れました。このように足元をお洒落に演出することによって、インテリア全体が引き立つばかりではなく、幅広い世代のお客様の目に止まるようになります。そして足元から目線を上げると、ベーシックですが飽きの来ない壁面デザイン。さらに壁の仕上げにはパターンに変化をつけ、カジュアル感を出しました。そのような壁の前に洗練されたデザインの靴が並ぶことによって、お客様は自然と商品に惹きつけられます。

ショールーム的なレイアウト。入りやすい店舗

店舗自体も、入口に高い棚は設けず、外から店舗全体を見渡せるようにレイアウト。販売店と言うより、ショールーム的なレイアウトにしています。レジカウンターは外から見えない場所に配置し、気軽にお店に入ることができるように演出しました。逆に店員としては、接客に専念できる使いやすいレイアウトとなり、ショールームのようにじっくり接客サービスに時間をかけることができます。

美しいデザインの靴に囲まれる幸せ。インテリアの演出

店舗のデザインは、ヨーロッパのクラシックなイメージを踏襲しつつ、ポイントにガラスやスチールも利用し、カジュアルなイメージを演出。幅広い世代のお客様が、落ち着くことができるインテリアとしました。店舗の中央にはくつろぐことができるベンチを設け、美しいデザインの靴に囲まれながら過ごすことができます。レジカウンターなど裏方は、見えない場所に配置し、その空間を邪魔しないように配慮。お客様は靴だけを見ながら、ベンチに座ってゆっくりと吟味ができる空間としました。

陳列棚の終着点にあるレジカウンター。お客様をサポート

店舗の中央からは見えない場所にあるレジカウンターですが、長い陳列棚に飾ってある靴を眺めながら進むと、その終着点にレイアウトされています。まっすぐな陳列棚でもしかり、L字型の陳列棚でもしかり、その終着点にレジカウンターがあり、まさに店舗のストーリーを演出。またそのレジカウンターでは、靴のメンテナンス用品や、靴以外の革製品を展示し、お客様をサポートできるようにしました。

効率的かつ機能的なバックヤード。無駄の無い店舗デザイン

陳列棚自体も、L字コーナーや壁の袖など、無駄になりがちな部分もちん陳列できるように考慮。さらに陳列棚は可動式になっており、シーズンごとのレイアウトも可能にしました。レジカウンター裏のバックヤードもスタッフルームは作らず、ストックスペースと共有することにより、多くの商品をわかりやすくストックすることを可能にしました。そのストックスペースも、商品の箱サイズを図った上で、合理的に収納の棚を配置。スムーズに商品の取り出しを行えるように配慮しました。

まとめ

インテリアのお洒落は足元から。視線より下にデザイン性を持たせることにより、目を引くインテリアを演出。さらにレジカウンターなど裏方を見えない場所に配置することにより、入りやすい雰囲気も演出しました。その裏方は効率的かつ機能的に。表と裏のバランスにも配慮した店舗デザインです。

 

052 753 4785
受付時間 AM 9:00 ~ PM 5:00

どんなんことでも、お気軽にon2 Achitects 建築設計事務所にご連絡ください !