フロアタイルのメリット・デメリット
29 / 10 / 2018
「フロアタイル」とは屋内の床材の一種で、クッションフロアーや長尺シートのように大きなものをカットして床に敷くのではなく、小さなタイル状のものを床に敷き詰めるものです。施工が容易なので、DIYにはとても人気のフロアタイルです。もちろん他の床材同様に、フロアタイルにもメリットもあればデメリットもあります。第三回目は、このフロアタイルについて詳しく解説したいと思います。
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フロアタイルとは?
「フロアタイル」は塩化ビニル製の屋内用の床材で、タイルのように床材を床に敷き詰めて仕上げるものです。床材がタイル状になるので、1個1個が比較的小さく、持ち運びが簡単なダンボール詰めになっています。ホームセンターでも気軽に手に入り、クッションフロアーや長尺シートのように巻物になっていないので、運搬がとても容易です。
フロアタイルの施工も簡単で、基本的には床にタイル状の床材を置くだけ。もちろん床との接着は必要ですが、クッションフロアーや長尺シートのような大きい切断を伴いませんので、DIYには最適なフロアタイルです。しかも切断するのも、壁際の調整部分の数枚のみで済みますし、床の大きさにぴったり収まれば切断も不要です。さらにフロアタイルの破損時も、その破損した部分のみを交換すればいいだけなので、メンテナンスも容易です。
購入も施工もメンテナンスも簡単なフロアタイルなので、DIYではとても人気です。もちろんメリットもあればデメリットもあります。フロアタイルにはどんな特徴があるのか見ていきましょう。
フロアタイルのメリット
DIYで人気のフロアタイル。これらのメリットを知れば、その人気の理由もわかることでしょう。
施工が簡単
フロアタイルの施工方法は、基本的に「床に敷く」だけ。もちろん敷いた後に床への接着も必要ですが、クッションフロアーや長尺シートのような、大きな切断が必要ありませんので、施工はとても簡単です。床材をパズル感覚で床に並べるだけなので、楽しくDIYができます。ただし、床全面にフロアタイルがぴったり収まればいいですが、収まらない場合は切断も必要になります。といっても、フロアタイルはカッターで簡単に切れるものが多く、その切断も楽々。とかく大変そうな床のリフォームも、フロアタイルなら楽しく簡単にDIYできることでしょう。
メンテナンスが容易
施工が簡単なフロアタイルですが、1枚1枚の耐久性は高いので、敷いた後のメンテナンスもとても楽です。万が一床を破損しても、フロアタイルなら「破損部分のみ」を交換すれば良いだけです。クッションフロアーや長尺シートだと、補修はできても元には戻せませんが、フロアタイルなら破損した部分を交換すれば元通りにすることができます。
デザインが豊富で質感もリアル
フロアタイルはデザイン性が高く、色や柄の種類がとても豊富です。またデザインの種類が豊富なだけではなく、その質感もかなりリアルで、本物と見間違えそうなレベルです。さらに、複数のデザインや色のフロアタイルを組み合わせて、床に模様を作ることもできます。オリジナリティの高い床デザインも実現できるフロアタイルです。そのデザイン性の高さから、店舗などにも広く使われます。
フロアタイルのデメリット
施工もしやすくてデザイン性も高いフロアタイル。もちろんデメリットもありますが、アイデア次第でクリアできるものも多いです。
目地が出る
タイル状に敷くフロアタイルなので、当然ですが目地が出ます。フローリング調のフロアタイルでは、本来のフローリング目地とは違う場所に目地ができてしまい、違和感を感じてしまうこともあります。しかしその気になる目地も、アイデア次第で気にならなくなります。フロアタイルを利用する際は、逆にその目地をデザインに活かしましょう。目地を気にするよりも、目地を目立たせるぐらいの気持ちの方が、フロアタイルでは良いかもしれません。
防水性が低い
見た目としての目地はデザイン次第で気になりませんが、この目地には別のデメリットがあります。それは防水性が低くなることです。フロアタイルそのものは防水性には長けていますが、この目地は防水性が低く、床材のみならす下地にまで浸水してしまうこともあります。しかもその浸水も、フロアタイルの表面からは確認することができず、気がついた頃には手遅れの状態になっていることあります。水場でのフロアタイルの利用は気をつけましょう。
防音性が劣る
フロアタイルは先の話のように硬質のものが多いので、防音性にやや劣ります。もちろんクッション素材のフロアタイルもありますが、目地があるのでそこから音漏れが起こる可能性もあります。マンションでフロアタイルを導入する際は、防音性にも注意しましょう。
まとめ
気軽に床をDIYするなら、このフロアタイルはおすすめです。施工が簡単なのはもちろんのこと、クッションフロアーや長尺シートのように、床全部を一気に作らなくてもよく、床を徐々にDIYできるのも魅力です。ただし、魅力も多いですが、注意点も多いフロアタイル。メリットとデメリットの双方を確認して、適材適所でフロアタイルを活用しましょう。
第三回目 フロアタイルのメリット・デメリット
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