床暖房にリフォームしたい!

23 / 04 / 2018

床暖房にリフォーム

冬のシーズンに足を冷えた床に置くと、体に寒さが足元から伝わって寒気がするようなこともよくあるのではないでしょうか。このような場合は、床暖房がおすすめです。そのため、床暖房にいつかはしたいと思っている人も多くいるでしょう。リビングを床暖房にすると、快適であるため家族が自然にリビングに集まると言われるくらいです。さらに、床暖房は、生活している人に対して優しいのみでなく、室内でガスや灯油を燃やす暖房器に比較して結露の要因になる水蒸気が出ないため、建物に対しても優しいものです。このように床暖房は快適なものですが、実際には、リフォームする際でも床暖房を取り付けることができます。リフォームする際に部屋に床暖房を取り付ける場合は、注意することがいくつかあります。ここでは、床暖房にリフォームする際の基礎知識についてご紹介しましょう。

床暖房の方式

床暖房は、温水式と電気式があります。ここでは、温水式と電気式の床暖房の特徴についてご紹介しましょう。

温水式の床暖房

温水を作るための熱源機と床に温水を導くための配管などが必要になるため、工事費が高くなります。しかし、電気式の床暖房に比較して光熱費は安くなるでしょう。温水式の床暖房は、全体の家を暖房したい場合や長時間使いたい場合などに適しています。

電気式の床暖房

設置する際に割合工事が簡単になります。温水式の床暖房に比較すると工事費が安くなります。デメリットとしては、高い電気代になることでしょう。しかし、一部の部屋を暖房したり、短い時間使うつもりだったりする場合は、電気式の床暖房の方が安くなるでしょう。


床暖房にリフォームする方法

床暖房にリフォームする方法は、主して直貼りと二重床の2つがあり、効果や費用が違ってきます。ここでは、費用の安い直貼りについてご紹介しましょう。直貼りは、床暖房素材を現在の床に貼るもので、手軽に安くできます。上から貼るため、10mm~20mmほど床が高くなるので、この分を考えておきましょう。段差が起きる場合は、措置をしてつまずかないようにします。工事をする際は、下地を作るために床を剥がします。断熱材を入れると暖房効率が良くなります。工事は大掛かりなものですが、きれいな仕上がりになります。


家具の設置場所を考える

床で人が触れる箇所だけに床暖房は取り付けます。どこに家具のソファーなどを設置するか事前に決めておいて、床暖房をそのところには取り付けないようにします。暖房費や設置費の低減にもなるため、十分に家具の配置場所は考えましょう。


床暖房のリフォーム費

直貼りの温水式の床暖房の場合

例えば、12畳の部屋で75%に床暖房を設置、フローリングの床材の場合は、60万円~100万円程度のリフォーム費になります。リフォーム費は、どのような床材のタイプかでも違ってきます。

直貼りの電気式の床暖房の場合

例えば、14畳のLDKで45%に床暖房を設置、フローリングの床材の場合は、50万円~100万円程度のリフォーム費です。


修理費も検討しておく

長く使用していると、部品が劣化するため換えるようになります。温水式の床暖房の場合は、水が通る配管の劣化があります。また、10年程度で熱源機を換える必要もあります。電気式の床暖房の場合は、10年程度でパネルを換える必要があります。床暖房にリフォームする際は、どの程度のスペースがどの部屋に必要かを考えるだけでなく、費用がどの程度かかるか、あるいは取り付けた後にどの程度維持費がかかるかなども考えておく必要があります。このような場合に、ここでご紹介しましたような基礎知識があると、業者とスムーズに交渉ができるでしょう。床暖房のリフォームの際は、基礎知識を把握することからスタートしてみましょう。

 

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