床暖房のメリット・デメリットは? | リノベーション

11 / 03 / 2018

床暖房

床暖房は、イニシャルコストが高額になるためなかなか決心できないような人もいるようです。床暖房は大きなメリットがあり、冬のシーズンの寒さのためには費用を掛けてでも利用したいものです。しかし、床暖房は大きなメリットがある一方、少なからずデメリットもあります。ここでは、床暖房のメリット・デメリットについてご紹介しましょう。床暖房を考える場合は、ここでご紹介するようなことを十分に把握しておきましょう。

床暖房のメリット

エアコンに比較して非常に快適である

冬のシーズンには、冷たさを足元から感じるでしょう。床暖房は、この足元から暖かくなるため非常に快適になります。この暖かさは、別の暖房器のエアコンなどに比較して非常に快適です。空気が暖かくなればやはり上へ逃げるため、足元はなかなか暖かくなりません。しかし、床暖房であれば、足元にある床そのものが暖かくなります。床そのものが暖かくなるため、それほど効率は良くないかもしれませんが、暖房器の中においては最も快適でしょう。

 

部屋の中で音がしない

結構、エアコンの吹き出し音はうるさいものです。特に、外から家の中に入った後、エアコンの運転を強めにしている際は相当大きな音になります。そのため、テレビを見る際は音量を大きくしなければ聞き取れない場合もあります。しかし、床暖房の場合は、部屋の中でほとんど音はありません。熱源機が外にある場合は、音がある程度しますが、部屋の中は非常に快適です。

 

風が部屋の中で流れない

強でエアコンを運転していれば、風が部屋の中で相当流れるため気になるでしょう。エアコンが新しい場合は、風がじかに人に当たらないようになっているものもありますが、部屋の中で風が流れるとほこりなども舞い上がる可能性があるためあまり良くありません。しかし、床暖房の場合は、エアコンのように強制的に風を流すようなものがないため安心です。

 

全室床暖房の場合はトイレなども暖かくなる

全室空調の場合でも、トイレなどが暖かくなりますが、やはり足元は寒くなります。しかし、全室床暖房の場合は、トイレなども足元から暖かくなります。


床暖房のデメリット

コストが高くなる

床暖房は、当然ですが、暖かくすることしかできません。そのため、エアコンが夏のシーズンには必要になります。寒い冬のシーズンのためだけにのみ、床暖房でコストがかかるのは、コストパフォーマンスが少し良くないかもしれません。

 

部屋の中の空気が乾く

床暖房は、エアコンなどのように暖かい風が出てくるということではないため、部屋の中の空気は乾かないと考えがちですが、実は相当乾きます。では、エアコンのように部屋の中の中の空気はどうして乾くのでしょうか?部屋の中の湿度は、相対的な空気の水蒸気の量と温度で決まってきます。そのため、床暖房のように水蒸気の量が同じ場合は、部屋の中の温度が高くなるほど湿度は低くなってくるため、乾いた感じになってきます。

 

メンテナンス費がかかる

メンテナンス費は、イニシャルコストがかかるだけでなく上乗せにさらになるものですが、やはり機器が故障するのは仕方がないことでしょう。機器が故障した際には、費用がメンテナンスをするためにかかります。例えば、温水式の床暖房の場合は、床の中の配管は基本的に故障する場合はないでしょうが、屋外にある熱源機はやはり故障することがあります。一般的に、熱源機は10年程度が寿命であると言われており、それまでに故障することもあり得ます。実際には、熱源機の寿命が10年程度あれば問題ないでしょうが、住宅の場合は問題なく30年くらいは使えるため、熱源機が故障するのはちょっと早く感じるでしょう。

 

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