子育てを考えたリフォームのポイント〜設備変更編

30 / 01 / 2019

子育てを考えた間取り変更を押さえた後は、設備変更に関するポイントを確認していきましょう。子育て世代にとって設備変更は間取り変更と同じくらい大切です。

第二回目となる今回は、家事の負担を減らし、子育てに向き合うために役立つ設備についてお話しします。場所別のリフォーム目的も合わせてお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

 

LDK】子どもに目が行き届くこと&家事の時短

乳幼児期をはじめとした時期は、子どもの様子が常に確認できる状態であることがベターです。また、同時に安全面や家事の時短も重視したいもの。LDKのリフォームにおすすめの設備をご紹介します。

 

子どもの様子が見渡せるオープンキッチン

吊り戸棚など視界を遮るものがないオープンキッチンは、家事をしながら子どもの様子が確認できる優れものです。またL型キッチンを配置することで動線が短くなり、家事の時短にもつながります。

 

IHクッキングヒーターやタッチレス水栓

子育て中は子どもをおんぶしたままキッチンに立つケースも少なくありません。火を使わないIHクッキングヒーターや、手をかざすだけで水が出るタッチレス水栓を使うことで、安全性と利便性を兼ねそろえることができます。

 

【サニタリー】家事としつけを楽々両立

しつけ、親子団欒と様々な場面で使うことになるサニタリーは、使い勝手を考えたリフォームを目指しましょう。また常に清潔に保っておきたい場所でもあることから、掃除のしやすさもポイントです。

 

洗面ボウル

子育て中は食べこぼしや外遊びでの汚れなど、洗い物をする機会が増えるものです。洗濯機に入れる前に軽く洗っておきたいときなどにも備えて、大きめかつ、掃除が楽な素材を選ぶと良いでしょう。

 

親子で入浴できるバスルームに安全性をプラス

親子で一緒にお風呂に入ることを考えると、ある程度の広さや浴室の中のベンチ代わりの段差が必要です。段差は、ママやパパの半身浴としても使えます。

保温性能の高いバスルームは、光熱費の削減にも繋がるため、家計を助けてくれるアイテムに。安全面を考えると、子どもが触ってもお湯が出ないチャイルドロックも効果的です。同時に浴室内の床の素材にもこだわりたいもの。滑りにくく簡単に掃除ができる素材に変更することで事故防止と時短につながります。

また、浴室に暖房換気乾燥機を設置することでカビ対策の強い味方となってくれます。

 

簡単に掃除ができるトイレはトイレトレーニングにも◯

トイレトレーニング中の子どもは、トイレに間に合わなかったり失敗したりすることが多いものです。その結果、通常よりもトイレ掃除の頻度が増えることを前提に考えておきましょう。掃除しやすい素材の床、自動お掃除機能のついた便座などを選ぶことで、家事の負担が軽減され、子育てストレスが減るメリットもあります。

 

【収納】スッキリ収納でストレス軽減

子どもの成長に伴い衣類や道具といった荷物は増える一方です。しかしいくら当然のこととはいえ、収納スペースに収まり切らない状態となってしまっては、親のストレスの元。適切な場所に収納スペースを増やすことで、親のストレス軽減に加え、子ども自身が片付ける習慣づくりにも役立ちます。

 

土間収納

ベビーカーやバギー、スポーツ用品や外での遊び道具には、砂や土、汚れはつきものです。毎回拭いたり洗ったりして片付けるのは、手間も時間もかかり、非効率的ですよね。そこでおすすめの収納設備が土間収納。汚れを気にすることなくスムーズに片付けることができ、次回使うときにも、すぐに取り出しが可能です。

 

リビングの壁面収納

部屋の間取りを変えるリフォームを行うのであれば、壁面収納も効果的です。リビングに設置しているテレビや映像機器、家族共用のパソコンスペースを壁面に組み込む形にすることで、リビングのスペースを有効活用することができます。

 

子ども部屋の間仕切り兼収納

子どもが2人以上いる場合、子ども部屋をどうすべきか悩む家も多いのではないでしょうか。子どもが幼い間は同じ部屋、成長に伴い別々の部屋を希望するケースは多いものの、壁で間仕切りをつくるには工事も必要です。

その点、間仕切りと収納両方役割を果たしてくれる間仕切り収納であれば、自由に移動させることができます。子どもが成長し、家を出ていくことになることも踏まえ、ある程度の自由度は残しておきましょう。

 

まとめ

子育てを考えたリフォームの際に押さえておきたいポイントを、二回に分けてお伝えしましたがいかがでしたか。子育てを考えたリフォームの場合、どうしても子どもを中心としたイメージを描きがちです。もちろん子どもにとって家が安全な環境であることは大切ですが、同じくらい、親の家事や育児、仕事がはかどる環境をつくることも必要です。

両方の視点を忘れることなく、第一回の「間取り変更編」、第二回の「設備変更編」を参考に、子育て世代にとって使いやすい家を目指すためのリフォームを検討してください。

 

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