和モダンの和室の小上がりのメリットとデメリット

09 / 01 / 2018

和室小上がり

小上がりの和室というのは、高さを床面に設けている和室です。主として、リビングの中に採用されており、高低差がスペースの中に出るので奥行きが感じられます。有効に段差を利用でき、どのような趣きの住宅にもよく馴染むので、リフォームで新築でも関心を示す人が多くなっています。和室を新築やリフォームの際に作りたい場合は、フラットなものにするか、小上がりなものにするか、多くの人が悩んでいるようです。では、フラットなものと小上がりなものでは、くつろげるのはどちらの方でしょうか?

ここでは、和モダンの和室の小上がりのメリットとデメリットについてご紹介しましょう。

小上がりの和室のメリット

まず、小上がりの和室のメリットについてご紹介しましょう。

 

収納が多くなる

小上がりの和室の場合は、収納を段差の箇所に設けることができます。高さや幅が適切に確保できると、収納を多くできるため、実際に小上がりの和室にする場合は多くあります。

 

段差に腰かければくつろげる

小上がりの和室のメリットは、段差に腰かければくつろげることです。テレビがフラットな和室と比較してよく見えるようになり、目線の高さがキッチンやリビングにいる人と近くなることもメリットでしょう。畳が好きであるが正座は嫌いという場合にも、小上がりの和室は評判です。

 

スペースが立体感のあるものになる

家の中に小上がりの和室があればメリハリができるので、おしゃれで立体的なスペースになります。仕上がりがスタイリッシュになりやすいため、小上がりの和室にしてイメージチェンジする場合も多くあります。

 

ベッドのように布団を敷いた場合でも使用できる

小上がりの和室は、寝室として使用したい場合にもおすすめです。ベッドのように、楽に段差を使って起きることができます。

足腰などが年をとってきて弱ってくれば、フラットな和室に布団を敷いた場合はだんだん起きることが難しくになってきます。しかし、部屋の中がベッドを置けば狭くなります。一方、小上がり和室であれば、押入れに布団を畳んで入れるといいため、スペースをベッドよりも広く使用できます。

 

寝転んだ場合でも不快感が地べたのようにない

寝転んだ場合にフラットな和室であれば地べたのような不快感があり、ゆっくりとできないような人は多くいます。しかし、小上がりの和室のように段差があれば、不快感がこのようにないためゆっくりできます。


小上がりの和室のデメリット

次に、小上がりの和室のデメリットについてご紹介しましょう。

 

バリアフリーに適さない

小上がりの和室の場合は、リフォーム例として家族を介護するようになった際に撤去したというものもあります。長く住むつもりの住宅の場合は、リフォームを将来的にするという前提で検討しましょう。

 

子供が小さい場合には注意する必要がある

小さい子供がいる場合は、小上がりの和室は注意する必要があります。高すぎる段差の場合でも落ちるリスクがありますが、10cmくらいと段差が中途半端な場合はよくつまずくようになります。転んだ場合に手がつけるように、35cmくらいの段差にしましょう。しかし、小さい子供にとっては段差そのものがリスクがあるため、小上がりの和室はまだ歩けない子供がいる場合は止める方がいいでしょう。なお、子供が活発であるため、よく小上がりの和室から落ちる、というような事例もあるため注意しましょう。

小上がりの和室は、子供が大きくなるまでは無理に設けない方がいいでしょう。自宅に小上がりの和室が適しているかどうかは、リビングの大きさ、家族の年齢などを考慮する必要があります。

 

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