内と外がつながる家 | 設計中

INOUT House / 内と外がつながる家 | 設計中

Location:愛知県岡崎市

Area:108㎡

Table of Contents

コンペ入賞作品

家族の気配が感じられるような暮らしの連続性内外を横断した豊かな生活空間

現在ライフスタイルの多様化から様々な趣味を持って充実した生活を楽しむ人が増えてるなか、地域・社会とのコミュニケーションの深化を図り、増加していく高齢者の多様化するニーズを的確に把握し、ありきたりの建て売り住宅ではないもっとお客様の視点にたった分譲住宅の新しいありかたが求められています。今の分譲住宅はの多くは核家族が住むことを想定しているだけなので、家の中には家族以外のメンバーが集まれ、また同時に趣味を楽しんだり、その仲間と楽しむ場所があまりまりません。この計画では、家が外へとつながり、人びとが集まれそしてそこで趣味を楽しむ場として往来の分譲住宅の概念を越えて空間の広がりやそこに生活する家族や友達の関係を豊かにする住宅のあるべき姿を提案します。

まず家と回りとの距離を近づけるために、居室と機能スペースを完全に分離しました。そのことのより外と家全体が一続きの空間を可能とし、そこに親族や友人、同じ趣味を持った仲間が集うことで、コミュニティが出現する場となれるように計画しました。敷地いっぱいに使って趣味を楽しんだり、近所の同じ趣味の仲間と楽しんだり、子供たちが遊べるような小さな公園になったりと外と内が一体となった開放的な場となります。ここでは内部が外部であるような、そして外部が内部であるような複雑な状態が生まれ、内外空間の親密性や距離感、連続性を作く上げています。

また機能スペースは階段、サニタリー、トイレ、お風呂に加え半間の玄関から物干しスペースまで一直線につながる通り土間を設けました。通り土間は広いエントランス、動線空間、ちょっとしたDYIスペースなど家族がフレキブルに使用することができる場所として機能するようにしました。

フロントとバックテラスのシャッターや玄関と勝手口ドアを全て開け放つと、そこは外部の状態に限りなく近づき、逆にシャッターやドアを閉じるとすべてを包み込んでいる内部と感じれるように内と外が同時に存在して、性質が切り変わっていく両義的な場となっています。この家だけで成り立つ新しい家族のある方や4人家族がライフスタイルに合わせ、思い思いの暮らしができる空間が見え始めています。

こちらが住まいのダイアグラムです。