Walsall Hotel / 100室のホテル

ウエストミッドランド州ウォルソール中心市街地, ニュー・アート・ギャラリーの周辺の運河沿いの再開発計画「ザ・ウォーターフロント」の最初に計画した、1Fがレストラン・バーで100室あるホテルです。ホテルは再開発計画の最初にたつ建物であり、どのように近くにある駅またはショッピングセンターから人々を誘導するかが今回の計画の発展に重要で有ると考え、敷地全体に躍動感を与えるような建築を提案しました。1Fのレストランは床から天井まで全面ガラス張りとすることで、建物が浮いた錯覚により、敷地や運河がどこまでも続くようにかんじられ、開放的なテラス席などをおくことで人々が、訪れやすくさらに、運河沿いを歩きやすくできるように工夫されています。

東西のファサードはシンンプルな黒い表面にグラデーションのように大きな四角い窓の色を黄色からオレンジ色に変化させ、南北のファサードは黒のミラーパネルを採用して運河や周辺の景色を映し出し視覚的に建物の表情を変化させてみました。廊下の両側に部屋をレイアウトし、リセプションやエレベーターや階段などの縦動線や設備などひとまとめにしたコアを本体から離すことで、建物が敷地の形状にうまく反映されたデザインとなっています。 コアは大通りがら見えるように配置され、車で訪れる人たちの目印にもなっています。この再開発計画の一環で誕生したホテルが、この地域のランドマーク的な存在になってほしいと思います。

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