ランドリールーム・洗濯室で賢い家事 メリット・デメリットと注意点

27 / 05 / 2019

ランドリールーム・洗濯室

一般的には、洗面所や脱衣所に洗濯機を置き、洗濯するケースが多いかもしれません。しかし「洗面所が狭く、朝は家族で混雑する」「家事の効率が悪い」と感じる人も多いです。

そういった問題を解決するのが、ランドリールーム(洗濯室)です。さまざまなメリットを持つランドリールームですが、実際に設置する前にはデメリットも知っておく必要があります。本記事では、ランドリールームのメリットとデメリット、注意点をお話しします。

 

ランドリールーム(洗濯室)とは

洗濯だけでなく、干す、畳む、アイロンをかけるまでの一連の作業を行うためのスペースのことを言います。日本でも乾燥機が普及していますが、やはりまだ「干して乾かしたい」と考える人の割合は高く、ランドリールームにも洗濯物を干すための道具やスペースが求められています。

洗濯だけでなく、リラックスできる空間としても使えるようなスペースであれば「「コンサバトリー」「ユーティリティ」といった呼び方をするケースもあります。

 

ランドリールーム(洗濯室)のメリットとは

早速ランドリールームを設置することによる、具体的なメリットについて確認しておきましょう。

 

◯雨風や花粉、PM2.5、黄砂などから洗濯物を守ることができる

◯洗濯物を別の場所に運ぶ手間がかからず、一部屋で完結するため時間短縮が可能

◯洗濯物をリビングに干すことがなくなり、整理整頓に役立つ

◯ランドリールームのインテリアやデザインにこだわることで、洗濯が楽しくなる

 

天候に左右されずに洗濯物を干すことができる点や、洗濯物を持ってバルコニーや庭に移動する手間や時間が節約できる点など、メリットが多いことがわかります。また、生乾きの洗濯物をリビングに干さずにすむことは、衛生面の面から見てもプラスといえるでしょう。

 

ランドリールーム(洗濯室)のデメリットとは

多数のメリットがあるランドリールームの設置ですが、もちろん設置すれば良いというものではありません。ランドリールームに求めるものや、現在困っていることなどを踏まえた上で、設置の有無を判断する必要があります。

まずは、ランドリールームを設置することのデメリットを確認しておきましょう。

 

◯動線を考え、場所を選ぶ必要がある。足を運びにくい場所にあると、設置したにもかかわらず使わないケースも多い。

◯洗濯に関する一連の作業手順を理解した上で設置しなければ、手順が複雑化し、時間も手間もかかる

◯通気性やスペースの広さが適切でない場合、洗濯物が乾かないことも

◯必要性が乏しいと、不用品の物置となる

 

設置場所、作業手順に適しているか、通気性やスペース、必要性といった問題がクリアでない場合、せっかく設置したランドリールームも、ただの物置となってしまう可能性があります。「便利そう」「オシャレ」といったイメージだけで設置を進めるのではなく、具体的に考えることが必要です。

 

ランドリールーム(洗濯室)の注意点

効率よく、また活用できるランドリールームを設置するためには、一体どうすれば良いのでしょうか。具体的な2つの注意点を確認しておきましょう。

 

環境と優先順位

洗濯物を干す場所である以上、昼間の日当たりの良さや風通しの良さを兼ね揃えていることが望ましいです。しかし、そういった部屋は、ランドリールームだけでなく、リビングや子ども部屋にも適しているもの。家族とも話し合い、何を優先すべきかを考えましょう。

また実際には、日当たりよりも風通しを優先する方が効果的です。最低でも窓は2カ所確保した方が良いでしょう。

 

家事動線

ランドリールームは、洗濯からアイロンがけまでを完結させる部屋ではありますが、実際には洗濯中に他の家事をしたり、アイロンがけを終えた洗濯物をクローゼットに片付けたりと、他の部屋へも出入りするものです。また昼間だけでなく、夜に洗濯機を回すことがある場合は、寝室の隣を避けるなど個別に注意しなければいけない部分も出てきます。

ランドリールームは、どの部屋の隣に設置するのが正解といった答えはありません。普段の家事の流れ、家族の動きの流れを確認した上で、設置場所を考えることが大切です。

 

スペースの確保

洗濯物をしっかり乾かすためにも、最低でも3畳以上のスペースは欲しいもの。しかし、他の部屋との兼ね合いで難しい場合は、引き戸を開け放すことでスペースを確保するなどの裏技を使うと良いでしょう。

ただしその場合は、来客から見えないような場所にランドリールームを設置するなどの工夫も必要です。

 

まとめ

ランドリールームを設置することで、楽しみながら洗濯や家事を行うことができるでしょう。単なる洗濯の部屋とするのではなく、利便性や快適性を求めることが、末長くランドリールームを使い続けるためのコツといえます。

快適なランドリールームをつくることは、子どもたち含め家族の家事手伝いの機会を増やすことにもつながります。現在、洗濯に関する悩みを抱えている方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

 

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