ヨーロッパ住宅の特徴 チェコ 東欧編

09 / 09 / 2018

花柄を外壁にペイントした住宅

チェコと言えば、多くの人がイメージするのは首都であるプラハの街並みの美しいものでしょう。
プラハは、いろいろな建築物があり、建築の博物館と言われるくらいです。
例えば、建築物としては、ルネサンス様式、ロマネスク様式、ロココ様式があり、あるいはキュビズム建築が見られるのはチェコのみと言われています。

チェコと言うと、プラハ以外にもあります。

モラヴィア地方というプラハの東にあるところには、ブルノというチェコで2番目に大きな都市があります。
ブルノには、世界文化遺産の一つであり、現代の住宅建築の原点とも言われている、トゥーゲントハット邸があります。

トゥーゲントハット邸は、非常に素晴らしい近代建築です。
チェコは多くの見所があります。
スロバキアにごく近いところには、南モラヴィア地方があります。
南モラヴィア地方は、美しい自然に取り囲まれている地域で、素晴らしい民族音楽とおいしいワインが楽しめます。
ここでは、南モラヴィア地方の可愛らしい素朴な住宅についてご紹介しましょう。

南モラヴィア地方は、田園が広がっています。

・可愛らしい花柄を外壁にペイントした住宅

ストラージュニツェという小さな村は、スロバキア国境に近いところにあります。
可愛らしい花柄を外壁にペイントした住宅を、この小さな村ではよく目にします。
花柄のデザインは、住宅によって微妙に違っていますが、白壁にどこの住宅でも描かれています。
可愛らしいのは、花柄だけでなく木枠の窓もあります。
花柄のデザインは、住宅にアクセントをつけるために使われています。
この小さな村の特徴の一つは、平屋の簡素な住宅が立ち並んでいる地域が多くあることでしょう。
このような平屋の住宅の中で、特に目につくのが、やはりこのような花柄のデザインの住宅でした。
住宅のデザインとしては、本当にリボンを外壁に貼ったようなものがあります。

・玄関の扉とガレージの入り口が一緒になった住宅

玄関の扉がガレージのシャッターのところにあります。
玄関とガレージを兼ね備えた効率がいい住宅です。

・ベンチを玄関に置くと日向ぼっこができる住宅

2階部分に玄関がある住宅は、ベンチが玄関に置かれています。
この住宅のおばあさんは、日向ぼっこをするためにベンチに座っています。
印象深いのは、通る人と話をしたり、挨拶をしたりしているおばあさんの姿です。
ベンチを玄関に置くというような考えも、住宅を作る際には参考にするといいでしょう。

・おもちゃのような住宅

平屋以外に、一軒家の立派な住宅も多くあります。
一軒家の立派な住宅としては、おもちゃのようなブロックで煙突や屋根などを組み立てたフォルムが印象深いものがあります。
面白いのは、アクセントとして利用されているグリーンとフェンスや窓枠などの組み合わせもあります。
絵本に出てくるような可愛らしさが溢れています。

・土間の感じで使用できるインナーテラス兼玄関の住宅

階段を上がってドアを開ければ、インナーテラス兼玄関に繋がっています。
椅子とテーブルを置いているため、靴を履いたまま土間のような感じでくつろぐことができます。
階段の下の空間には、ぎっしりと薪をストックしています。

・ツタで覆われている住宅

ツタで全体の住宅が覆われており、庭もきれいにグリーンで整備されています。
グリーンで外壁を覆うことによって、冬のシーズンは暖かく、夏のシーズンは涼しいというメリットもあります。
きちんと手入れを行うことによって、森の中にロマンチックな住宅になります。

・草原にある住宅

美しい草原にある住宅は、広い庭が家の裏にも広がっています。
木のフェンス、玄関のライトなど、いずれも可愛らしく、牧歌的な風景にマッチする住宅です。

 

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